三つ子の魂百まで 性格の基礎をつくる大事なお年頃

三つ子といっても、ヨシコちゃんの弟、
トンキチ、チンペイ、カンタくんたちのこと、
ではありません。(^^:
・・・って、ジョークにするには古過ぎましたね。(汗)
きっと知らない人のほうが多いと思います。(滝汗笑)


はい(^^:、今日の主役でもあります、
ここで云う三つ子(みつご)とは、
3歳の子、幼子(おさなご)のことです。

実は、この3歳の頃までが私たち人間にとって、
とても重要な時期なのです。

すみません、重要な時期とか云いながら・・・
悪ふざけが過ぎました。(^^:真面目に参ります。

さて、よく
三つ子の魂百まで・・・なんて云いますね。
それはご存知のように
幼いころの性格は、年をとっても変わらない 
という意味の諺(ことわざ)です。

幼いころの性格は、年をとっても変わりません

西洋でも、
The child is father of the man
直訳すると
『子どもは大人(人類)の父である』
という言葉で、『三つ子の・・』と同じ意味の
諺が語り継がれています。

そして精神分析学でも、
口唇期と肛門期の3歳までに性格の基礎が
ほぼ固まると云われています。

   

つまり、
それほど3歳ぐらいまでの生育環境は、
その後の人生にとって、とても重要な時期
と云うことなのですが、

でもどうして、
三つ子(3歳)なんでしょうね?
別に二つ子(2歳)でも、五つ子(5歳)でも
良さそうなのに、ちょっと不思議ですよね。(^^:

そこで、ポイントになるのが、まず、
物心(ものごころ)です。    

物心とは、世の中のことや、人の感情を
理解する心のことで、
私たちが「これは、こういうことなんだな」
と分かり始めるのも、ちょうど3歳くらいです。

それは心が成長したから、
いろいろなことが理解できるようになった、
と云えるわけですが、

もう少し突っ込んで考えてみると、     
それまで無意識での活動が中心だった
自我が成長し、無意識の壁を破って
(自我が)意識に目覚めたから、
いろいろなことが理解できるようになった。

つまり、それが物心ではないか、
と考えられるわけです。

※物心、もっと詳しく読んでみる

しかし、
この物心と、三つ子の魂の性格形成の基礎・・
まだ、みなさんは「???」だと思います。
もう少しお待ちください。(^^:

ここで重要になるのは、
物心で自我が無意識の壁を突き破る以前・・

つまり、3歳までの子どもは、
ほとんどのことを無意識的に行動している
と云う部分です。

もちろん、大人であっても行動のほとんどは
無意識的なのですが、ある程度の年齢以上
であれば、それを意思によってコントロール
することが出来ます。

しかし、自我が意識に目覚める前の
3歳までの子どもには、そのコントロール役の
自我がまだ無意識の中にいるわけですから、
大人の無意識的とは意味がまったく違う・・
ちょっと極端で乱暴な云い方をするなら、
完全なる無意識的行動者なわけです。


そして、ここで、
性格の定義を持ち出してみましょう。

性格とは、
感情面からくる比較的一貫した
の人の行動と思考のパターンです。

それでは、わかりづらいと思うので、
前々章での図も、持ち出してみましょう。


そう、人間は、
『快・不快』の感情で行動パターンを決める。
それが性格でしたね。

そもそも感情は、心の奥・・無意識から湧き出て
くるものなので、それ自体、直接コントロールは
出来ません。

なので、
当然、自分の好き嫌いも行動に反映されやすく、
また固定化されやすいのです。

しかも、完全無意識行動者である3歳のでの子ども
であれば、それはもう無敵です。(^^:

常に快・不快に対して(意識に邪魔されることなく)
ホンネの思考と行動をストレートに出せますし、
伸び伸びと固定化にも励めるので、(苦笑)

体裁の混ざらない、ある意味、その人の純粋な
性格パターンを築きあげることが出来るのです。

そもそも
無意識的と云う部分が、なんとも性格の本質
物語っているように思います。

無意識は自分のホンネの部分ですから、
そのホンネの行動がその人の性格になるのは、
考えるまでもなく当たり前の話なんですよね。


はい、
これがまず一つめの『三つ子の魂』の答えです。


そして・・・
物心がつく以前の、無意識の多い乳幼児期は、
刻み込みの時期でもあります。

この場合の刻み込みとは、
無条件に(何でもかんでも)呑み込むこと
と考えてください。

つまり、良い悪いの判断なく、それを採用し
真似てしまうわけです。

まあ、乳幼児に善悪の判断がつくわけもない
ですし、素直と云えば、素直なんですけどね。(^^:

そしてそうした素直な行動は(笑)、その子の
生育環境・・つまり周囲の大人たちによって
固定的パターンをつくりあげていくわけです。


考えてみたら恐い話ですよね。(苦笑)

はい、しかしこれが
『三つ子の魂』の2つめの答えです。


つまりは、
3歳までの子どもが無意識的であるがゆえに
ホンネな行動パターンが固定化されやすい
と云う話なわけですが、

やはり、物心がついたあと、、
自我が意識に目覚めてからでは、かえって
性格形成の基礎は築きづらいのではないかと・・

なぜなら、
いくら自我がまだ未熟とは云っても、
快・不快に対して現実原則で動こうとします
から、そこにエスとの対立関係ができてしまう
と、行動パターンも固定されづらくなります

そうなると、
行動はもちろん、思考も定まらなくなり、
極端に云えば、性格以前に、
「自分はどういう人間なのか」という、
アイデンティティー(自我の同一性)さえ
危うくなってしまいます。


そういう意味でも、
この『三つ子の魂』である3歳までの時期は
建築物で云えば基礎部分(土台)みたいなもの
で、私たちにとっては、とても重要と云える
わけです。

もちろん、性格の基礎にしても、
それは土台ですから、仮にそれが
「あまり好ましくない」傾向であったとしても、
ちゃんと固定したものが「ある」ことを
喜ぶべきだと思います。


なぜって、
家を建てるにしても、土地がなければ
話になりませんし、土地があっても
そこが不安定な場所だと話になりませんよね。

性格だって、多少気に入らなくても、(苦笑)
固定した基礎があるからこそ、私たちは思考や
行動ができるわけで・・・


って、例えが変ですか?(汗笑)

でも、まだ性格の基礎ですから、いくらでも
(多少努力は必要でも)変えていくことは
できますから。(^-^)

って、よほど悲観的な性格みたい?

いや、、そういう意味じゃなく・・・(滝汗笑)

それじゃぁ、私の人生、3歳で決まったのと同じ?
そんなの納得いかないわ!責任者でてきなさい!
という場合、ちょっと別室で。(^^;)クリック

 

さて、三つ子の魂の3歳までが、行動パターンを
固定化しやすく、それが性格の基礎にもなる。

この三つ子の魂の基礎性格は、
木々でいえば『木の根』。

私たちは、その木の根ならぬ性格の根っこを土台(元)
に、日々の生活を重ねながら、今の性格を築いている
わけで、そういう意味からも、この根っこは、とても
大事なのです。

今回はそんな話をさせて頂きましたが、
いかがでしたでしょうか。


しかし、
性格形成の基礎が、無意識的な時期につくられる
ことでは、その利点より、欠点と云わないまでも
「うーん(ーー;)」な部分のほうが多いかも
しれません。。

それはまず、
無意識はホンネがストレートで、
良く云えば『素直』ですが、
元か快楽原則の本家本元ですから、
どうしても「楽しちゃえ」の『快』の方向で、
行動パターンが固定されやすいことです。(^^:

つまり、快楽原則に偏った性格になりやすい。

まあ、それも人間らしいと云えば、
云えなくもナイのですけどね。(^^:

でも、
そこで疑問に思う方もいらっしゃるかも
しれません。

「それなら、なぜ、暗い性格ができちゃうの?」

ふつうに考えたら「楽しちゃえ~」
の快楽原則onlyの一辺倒なら、
イケイケの明るい性格ばかりになっても、
「おかしくないでしょ?責任者出てこい!」と。


はい、疑問を感じた方は、素晴らしいです。
まったく、その通りなのです。(^^:(^-^)

そこで、少し章が長くなってしまいますが、
・・もうすでに長いって。(苦笑)
明るい性格ばかりにならない理由を
書いてみたいと思います。


話は少し重複しますが、
3歳までの子どもは、ほとんど無意識状態です。

すると、そこに何が起こるか・・・
まず下図をみてください。

無意識と記憶


そう、、
そのほとんどを無意識の中で過ごす彼らは、
良い悪いに関係なく、物事を日常的に『抑圧』
に近い状態で記憶を保存処理しているわけです。

しかし、それだけなら、
元々の根が快楽原則ですから、
「それがどうした?」的に笑い飛ばして、
イケイケな明るい性格にもなるのでしょうが、

彼らはとにかく、良くも悪くも、
純粋で素直ですから、
不快というネガティブな感情の影響も、
快というポジティブな感情と同じくらい
素直に取り入れてしまうわけです。


まあ、実に良く出来たシステム(?)で、
バランスが取れていいや、
「やっぱり、神様はスゴイ」
という感じもしますけどね。(苦笑)

でもそれが神様の功績(?)だとしたら、
罪の部分も、しっかりとありそうです。(^^:


なぜなら、
彼らは、無意識の中に居ます。
無意識の中と云うことは、
自分とだけ向き合っている状態
を意味します。



つまり、それは、
自分と他を比べることもなく、
まして他に相談することもなく、(笑)
すべてを自己完結させてしまう事なので、
そこに『偏り』が出来てしまうのは、
ある意味、必然と云えるわけです。

いくら快楽原則のほうが強いとは云っても、
やはりネガティブなパワーのほうが、
吸引力はスゴイのかもしれませんね。(^^:

しかも『抑圧』に近い状態(場所)に居る
とすれば、ネガティブな影響のほうが
受けやすいのも当然・・かもしれません。


というワケで、
明るいだけではなく、
暗かったり、臆病だったりの性格因子も、
性格の基礎には織り込まれる・・・
という話でございました。

 


【極楽とんぼのつぶや記】
  ~心の障害の基礎~

本編にも書きましたように、
私たちの性格の基礎は
3歳までにほぼ出来上がりますが、同時に
心の障害の基礎までつくられてしまう、
とも云われています。

3歳までの性格形成は、心の障害の基礎までもつくってしまいます

上の図はその一例で、おおよそこの時期に、
その基礎ができると云われています。

もちろんこれは、
精神分析学的な見方をするなら・・・
と云う一例に過ぎないわけですが、

精神分析学では、心の障害を、
胎児、乳幼児期の心の中で何かしらの
異変があった為ではないか
と考えるわけです。

たとえば、
0歳児前後は、まだ自我が芽生えておらず
赤ちゃんは無意識の中にいます。

そこで何かしらの事情が働いて、
自我の多くが意識に出られなかった場合、
その人の身体は現実にあっても、
心の多くが無意識に留まったまま、
になってしまいます。

つまり、
自我が無意識に篭って、
自分の世界で生きてしまうわけです。

そうした理由が、統合失調症や自閉症など
にはあると考えられます。

自我は成長とともに無意識の壁を破り、意識の世界を広げて行きますが、何らかの理由で自我の多くが無意識に留まってしまうと・・・

また、
自我が発達し、心の中に葛藤が出始めたころ・・
発達したとは云っても、まだ自我自体とても
弱いですから、強い葛藤を処理しきれずに、
心が不安定なままになってしまったり、
何かに強いこだわりを残してしまう。

そうしたことが、
ボーダーライン(境界例)や、
パラノイア(偏執症)、
あるいは躁鬱病(鬱病)の理由として
考えることができると思います。     


つまり、
3歳くらいまでの年齢は、心もまだ未成熟な部分
が多く、心の障害の基礎をつくりやすい
土壌(状態)である、と云えるわけです。

もちろん、医学的・生物学的などの、さまざまな
見方がありますが、乳幼児の心はそれだけ
デリケートであることだけは確かです。 

※心の障害については第三部でも、
もう少し取り上げてみたいと思います。

乳幼児期の心はとてもデリケートなので、やさしく大切に守って開花させてあげてください

子どもは快感で育つ? 0歳から3歳ごろまでのこと
あこがれこそ成長の肥料  人を真似ながら賢くなる

このコンテンツは2008年に作成され2015年に再編集
したものです。

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