退行の、いろいろ 極楽とんぼのつぶや記 特別号(7)

と、いろいろと、
姉妹が一所懸命に(?)考えてくれてますが(^^:

そう、姉妹の妹くんも申しておりますように、
退行にもいろいろあるのです。
(注)彼女の云ういろいろと若干意味が違う気もしますが。(苦笑)

ともあれ、
退行は特殊な防衛機制ですが、決して
特殊なことではありませんし、んっ?(苦笑)

(どなたも)結構やってますし、
逆に、やらないと生きて行けない退行も
あるのです。(^^ゞ

と、謎解きはこれくらいにして、(^^;)、

ではこれから、
その特殊だけど特殊じゃない、(汗笑)
誰でもやっている退行のいくつかを、
書き出してみたいと思います。

まず、習慣的な退行を、
3つのタイプに分類してみました。

一つは、生理的に不可欠な退行行動
そして、癖(クセ)的な退行行動
それから、そのどこにも属さない、
その他の退行行動です。

たとえば、
生理的な退行で云えば、睡眠があります。
「えっ?睡眠が退行なの?」
と、思われた方が多いと思いますが、
ええ、そうなのです。

お腹の中の胎児や、
産まれたばかりの赤ちゃんは、
いつも眠っています。

睡眠は心にとって
もっとも原始的な状態であり、
健康的な退行と云われています。

きっと、お母さんのお腹の中や、腕の中で、
ホッと一息ついているのでしょうね。(^^) 


それと食事も、生理的な退行です。
またまた「えーっ」ですよね。(^^;)

しかし、
「食べる」も「ねむる」と同じぐいらい、
私たち人間にとって原始的な部分であり、
欠かすことのできない(欲求)行動で、

私たちは、そうした原始的な場所に戻る
(退行する)ことで
満足感とともに、生命維持をしているのです。

それと関係した話で、
お医者さんに行くと、必ず決まって
「睡眠は? 食欲は?」と、
質問されますよね?(^^:

それはなぜだと思いますか?(続きを読む) 


※もうお気づきと思いますが、
いまここに書き出している『退行』は、
・原始的な場所に自分が戻る(帰る)、
・自我を変化(子ども帰り)させる、
この2つの条件に合致したもの。

すなわち、原点回帰
自分を原始的な場所に子どもの状態で戻す
ことが退行という定義にあったものを
書き出しています。 


さて、では、
上記のことを踏まえて先に進みましょう。

そしてお次は、クセ的な退行行動です。
たとえば、 
指を口もとに当てる、爪を噛む、
えんぴつを咥える(くわえる)、
あるいは、えんぴつを齧る(かじる)(^^:
なんて云うのもあります。

あと、頬づえなんかも。
心当たりはありませんか?(^^)

これは、赤ちゃんの指しゃぶりと同じです。
第三部に、赤ちゃんはくちびるに感じる快感で、
心を潤わせ育つという話を書きましたが、
退行する心にとっても、口もとと云うのは、
とてもやすらぎを感じられる場所なのです。

爪を噛んだり、
頬づえをついたりしているときって、
何かに夢中そうだったり、
うつろだったりして、

声を掛けても 心ここにあらず で、
「え? なに? なにか云った?」
という感じではありませんか?(^^;)

それは心が現実を離れ、
安らぎを求めて無意識の中へ
退行している状態と思ってください。



そして、『口もと』という意味で、
これは先ほどの食事と重複しますが、

私たちはよく「口が寂しい」と云って、
何かを飲んだり食べたりしますね。

その「寂しい」は「孤独で寂しい」の
満たされない寂しさとと同じで、
それを過去の固着へ退行することで、
(その寂しさを)満たそうとするわけです。

例外もありますけど、
基本的に食事や飲酒をするときって、
ほんと「幸せ」って感じで、楽しそうですよね。

どんなに悲しくても、腹が立っても、
飲食したら「気持ちが晴れた」なんて経験は、
どなたにもあると思いますが、

そこには「満たされた」「満たされい」
という退行のやすらぎ効果があると思います。



ちなみに余談ながら・・・
『癖(クセ)』を辞書で引きますと、
無意識に出てしまうような、
偏った(かたよった)好みや傾向。
習慣化している、あまり好ましくない言行。
(大辞泉より)とあります。

そして、
その癖を少し特定し強調したものが『嗜癖』。
嗜癖とは、あるものを特別に好む性癖。
(同じく大辞泉)

喫煙や飲酒をよく『嗜癖(しへき)』
と云いますよね。

で、この嗜癖には、
「なかなか、やめることができない」 
と云う薬物依存的な意味合いがある
ようですが、、


まあ、そんな嗜癖と云わないまでにも、
退行で行う行為も、
「なかなか、やめることができない」
という意味では、やはり依存的性質が
あるのでしょうね。


あ、口もとでもう一つ。
って、まだあるのかいっ(^^:(汗笑)

あの『キス魔』のKissなども・・と思いません?
キスの好きな人、
あるいは、キスをする文化のある人たち。

キスをすることで不安を和らげる(効果)
とすれば、
キスは相手の好意(愛情)を確認する行為
と云えるのかもしれませんよね。


と、余談が長くなりました。(^^:(汗謝)
いずれにしても、
『好み』と云うこだわりを持って行う生活習慣
が「癖である」と考えると、やはりその
こだわりの元である乳幼児期の固着、
恐るべし・・・ですよね。(^^;)


そして最後の、その他の退行行動ですが、
泣く、甘える、すねる(ダダをこねる)、
大声を張り上げる・・・などの、

ふだんの生活行動からして
「あれれっ?どうしちゃったの?わたし・・」
と自分自身でも「あれれ?変」思うときが、
退行の状態と云って良いと思います。


しかし、甘える、すねるは、
子どもの行動と理解できても、
「泣くは違うだろう」「それに大声も?」
と思われたかも知れませんね。(^^;)


まず『泣く』ですが、
子どもって、よく泣きますよね。
はい、それが「退行としての泣く」
の答えです。(^^;)(笑)

って、それで終わっちゃダメですよね。(^^:
もちろん、それもあるのですが、

私たちが泣くのは、
喜び、悲しみ、怒りなどの気持ちが
高まったとき、ですよね。     

たとえば、
そういう状況を思い浮かべてみて欲しい
のですが、役者さんでもない限り
「ここは泣いてやろう」と思っても、
なかなか泣けるものではないはず。(^^;)

やっぱり「泣けるとき」って、
いろんな気持ちが交錯して(入りまじって)
思わず不覚にも泣いてしまうわけです。

そして、
そのいろんな気持ちとは過去の体験。
過去(の固着)に似たような思い出があって、
自我がそこへ退行するから泣ける・・・

ですから、
泣ける場面も人それぞれ、なのです。



それから『大声』ですが、
子どもは周囲の状況に関係なく、
大きな声を出しますよね。^^ゞ

はい、それが「退行としての大声」
の答えです。(^^;)ってまたかよ。(苦笑)

しかし、
もちろん、それもあるのですが、(汗笑)

大人であれば、状況を考えて
「ここは静かに」とコントロールして
抑えると思うのですが、

しかし退行した状態だと、
「思わず大きな声が出ちゃった」
になると思います。(^^:


もちろん
「オレは元々、声が大きいんだ (`ヘ´)」
という方もいると思いますが、
あえて、そういう方も含めて、
状況に関係なく、いつも大声であるようなら、
退行しているのか、
いつも心が童心のままな人
なのかもしれません。


でも逆に、たまに大きな声を出すと
スッキリしますよね。(^^ゞ

それはやっぱり、(退行ではなく意図的に)
童心に戻る(自制心を捨てる)ことで、
日頃のストレスを発散できるから
と云えるわけです。

たまにカラオケも楽しいですしね♪(^-^)


と、やたらと長くなってしまいましが、(^^:
退行のいろいろ、いかがでしたか。(^.^)

とにかく退行は、
「それならよく見かける」「自分もよくやる」
というくらい、私たちの日常に多く見られる
行動です。


あ、そうそう、それと・・長くなったオマケ?(汗笑)

みなさん、想定外の出来事で、
「あら、まあ」や「あっ!」
と、口に手をあてたりしませんか?(^^:

これもやはり、
緊張という刺激を受けての退行です。
そうした行動を取ることで、緊張や不安を
和らげようとしているわけですね。

彼は無事に飛行機に乗れたでしょうか?(苦笑)


それから・・・

でもでも、
そんなに緊張してないときでも、爪を噛むよ。
むしろ、ボーっとしているときに、やってる。

だからそれが、
「心が壊れるほどの緊張状態とは思えない」
と思われた方、いらっしゃると思います。

たしかに、
退行は無意識で行われることなので、
「気がついたら爪を噛んでいた」のように、
深い意味の無い行為と思えるかも知れません。


しかし、
自分では刺激を受けていないようでも、
私たちの心、とくに無意識は、
いろいろな気持ちが絡みあっていてます。

ですので、たとえば
直面している問題が引き金になって、
眠っていた劣等感などが不安を感じたり
するなど、

私たちの意識とは別のところ・・・
無意識の中では、常にいろいろな
気持ちが動いているのです。

そもそも、退行は、そんな無意識の中で
エスが不安を感じて騒ぎ出さないように
自我が行う防衛機制ですから、自分自身
「え?」と思うことも(心の中では)
起こっているわけです。(^^:


ですから、そうした状態に気づいたときには、
「ああ、自分は緊張しているんだな・・・」
と、認めてあげると、あなたの自我も
きっと落ち着けるはずです。(^^)

  



心が子どもに戻る? 退行

このコンテンツは2008年に作成され2015年に再編集
したものです。

【当サイトをご利用頂く際の留意事項】
・当サイトに掲載されている文章等の著作権は放棄し
ておりません。文章等を引用または使用頂く際は引用の
正当な範囲内に留め、本文と引用文を明確に分け、必
ず出典元の記載をお願いします。引用を逸脱した行為
に対しては、いかなる理由によっても、無断転載及び
無断使用と見なし訴訟案件となりますのでご注意くだ
さい。
・また、当サイトのご利用により生じたと考えられる
損害に対し当方は責任を負うものではありませんので
、あらかじめご了承ください。


 アクセス解析用広告
姫路 マッサージ     

  

カウンセリングルーム アクト