エス(2)史上最強のやんちゃ坊主

前章で、エスは生涯 成長することがなく、
その能力レベルは他の動物たちの本能と
変わらない、と書きました。

一生が、食べて、寝て、ぶらぶらしてるだけの
生活で済むのであれば、人間もそれだけの能力
で十分なのですが、そうは行きませんよね。


人間社会で生きて行く為には、それなりの
知性や理性を身につけて、社会に適応して
行かなければなりません。     

つまりエスには理性や知性は組み込まれて
いないので、私たちは白紙の状態から、
それらを学習によって獲得していかなければ
ならないのです。

だから人間の成長には時間が掛かる、とも。


「な~んだ。そんな使いモノにならないん
だったら、エスなんて無意味ぢゃん。
いらないぢゃん。(ーー;)」
と思われるかも知れません。(^^;)

ところがそうでもないのです。
と云うより、無ければ困るのがエスなのです。


前置きが長くなりましたが(^^;)
それではエスの中身と、役割について書いて
みたいと思います。(^^)




上の図は、フロイドが考えた心の構造図です。
彼は、エスを
『渾沌、沸き立つ興奮に充ちた釜』
と云いました。

第一部で無意識には、
生れながらに持っている欲望や、
抑圧された欲望などの、
さまざまなエネルギーが詰まっている
と書きましたが、
まさに、そうしたエネルギーがエスなのです。


人間も動物ですから、
生まれながらに「生きよう」とする本能的欲求
がなければ、理性だの知性だのという以前に
生きては行かれません。

そしてもちろん、
生きていくためのエネルギーがなくては、
私たちは食べて寝るどころか、
息をすることすらできないのです。

つまりエスは、
そうした本能的欲求やエネルギーの塊(かたまり)
で、私たちは、エスのお陰で心身の活動が
出来ているわけです。

 


ですから、
エスは私たちにとって欠せない存在なのです。



でも、しかぁ~し(^o^;、

エスは動物の本能と同レベル
と云う点が最大の問題になるわけです。

エスはたしかに、生きる力としては、
十分すぎるほどの能力を持っています。

しかし冒頭にも書きましたように、エスには
「これをしたらマズイ」とか、
「こうしたほうが良い」
などの理知的な判断がありません

つまりエスは、とことん自己中心的に、
自分の欲求に向かって 突き進もうとする
やんちゃ坊主なのです。(^^;)


もちろん、
「そういう生き方もいいじゃん」
と云う考え方もあると思います。

自分のやりたいことを、自分の思うままに・・・
私だって、そうできたら「どんなにイイだろう」
と思うことだって正直あります。(^^;)

しかしエスのやんちゃぶりは、
そんな「いいじゃん」とか「楽だろう」などと
云っていられるほど、なまやさしいものでは
ありません。(^o^;

もし、エスのいいなりな生き方・・・
まさに「本能の赴く(おもむく)まま」な
生き方をしたならば、とても人間界では生きて
はいけない・・・。(>_<)

ほんとそれぐらい、エスのやんちゃぶりは、
ハンパではなく凄いのです。(^.^; 

エスって、どんなヤツ?・・・(続きを読む)


ならば、私たちはどうやって、
こうして無事に生活が出来ているのか?

と云う話になるわけですが、それは、
次章以降で少しずつ話させて頂きます。(*^-^)


だと、不安ですよね。(^^:

なので、次章の予告篇として、
少し書かせて頂きます。^^ゞ


たとえば・・・

AMI Laboratory様

偶然にも、先ほどから
蒸気機関車が登場しておりますが。(笑)
機関車の走る姿というのは、ホントいつ見ても、
たくましくて素敵ですよね。(^^)

しかし機関車もただ走っていれば良いという
わけではなく、他の車両とトラブルにならない
ためには信号で止まり、駅で停車もしなければ、
安全に人や荷物を運ぶという目的も果たすこと
が出来ませんよね。(^^;)


目的が果たせなければ、
何のために走っているのか、人間なら
「何のために生きているのか」←補足です
も分からなくなってしまいます。
それでは困りますよね。


しかしエスは、
そんなこともおかまいなしに、
ただ馬車馬のように走るだけですから、

そこで、
「ほらほら、信号だよ。止るのがルールだよ」
「ほらほら、駅だよ。お客さんを乗せなきゃね」

と、目的に向かって適切に(エスを)コントロール
する機関士が必要になってくる・・・


つまり、暴走しがちなエス機関車を、
ちゃんと走らせる機関士役が、
次章から登場する自我と云うわけです。

そして、またまた補足です(^^ゞ


【極楽とんぼのつぶや記】 
 ~快楽原則と現実原則~


自己中心的、、
そんな本能のままに進もうとするエスの生き方を
快楽原則(かいらくげんそく)
と云います。

つまり、
不快を避け、ひたすら快楽を求めようとする
性質をエスは持っているわけです。

辛いこと、苦しいことは一切イヤだ、
ガマンなんて とんでもない、
やりたいことをやっちゃえ、
云いたいこと云っちゃえ~、
という、やんちゃ坊主。(^-^;

赤ちゃんや子供時代なら、まだしも、
大人社会では通用しませんよね。(^^;)

アンの小箱様

そこで、辛くても苦しくても、
「あくまでも現実的にいこう」
というのが、現実原則です。

自我は、この現実原則で、
エスを上手にコントロールしながら
エスの欲求を叶えようとします。

 

自我誕生物語?

エス(1) 心、最古参スタッフ
自我(1) 自我とは、あなた自身です

このコンテンツは2008年に作成され2015年に再編集
したものです。

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