自我、弱体化の時代(1)意識的に頑張ってみることも大事です

30年ほど前まで、旅先の土産物屋さんでは、
『忍耐』『努力』『根性』なんて云う置物や
お皿が普通に並んでおりました。

そのむかし、日本人は忍耐、努力、根性の国民性でした

テレビでも、ドラマやアニメは、スポーツ根性
もの(いわゆる『スボ根』もの)が全盛で、
耐える(堪える)こと、頑張ることが
当たり前のように流れていました。

もちろん、そんな忍耐や根性については、
いろいろな意見もあるかと思いますが、
いつの間にか世の中は、我慢なんかせず
「今が楽しければイイ」と云ったような、
脱・忍耐、脱・根性の時代になっていますよね。

一説によれば、戦後、アメリカのGHQ
(マッカーサーを最高司令官とした総司令部)
が、日本人の忍耐や根性体質を恐れ、
再び反撃して来ないように、日本人を骨抜き
にしようとした、という説もあります。

占領政策の戦後の日本は『脱・忍耐努力』の国に?

その話がウソかマコトか分りませんが、
しかし、日本の国民たちは、本当に我慢や
努力を忘れてしまったように思います。



なぜ、こんな話? 
と思われるかも知れませんね。

であれば、
現実原則を思い出してみてください。

そう、
たとえ不快でも現実に従おうとする
のが現実原則でしたね。

そしてそれは、いわば自我の存在理由で、
スローガンみたいなものです。

心の発達と障害について 序章

ですから、もし、
そんな自我から忍耐、努力、根性を
抜いてしまったら?(^^:

そう、、ぞれじゃ、まるっきり、
快楽原則エスと同じで、
生きていけなくなりますし、
自我の存在理由さえ怪しくなりますよね。


兎にも角にも、そんな理由で、
自我には、努力と根性、そして忍耐の人
で居てもらわなくては、困るわけです。

しかし、快楽原則は
エスみたいにテキトーくんで生きていれば、
誰にでも出来てしまうのですが、

この現実原則や、努力、根性、忍耐は、
意識して頑張らないと
すぐに元に戻っちゃうのですよね。

そ、筋トレみたいに。(^^:←常習者(汗笑)


なので、とにかく、
意識的にテーマ(課題)を自分につくり
意識的に頑張ってみる
が、大事だと思います。(自戒を込めて。笑)

あと、継続ですね。
続かないんじゃ、話になりませんので。(^^:
(さらに自戒を込めて。滝汗笑)

ですが、
いきなり壮大なテーマは不要です。
と云うより、それだと結局くじけてしまう
と思いますので、(苦笑)

日常の中で「これはちょっと怠けたいなぁ」
と、いつも思っていることを、
少し意識的に頑張ってみてください。

それこそきっと、意識が変わってきます

そしたら欲も出てきますから、
少しずつ、頑張る対象のレベルアップを。


人間って、
そうしたコツコツと頑張ってついた自信
ほうが、身に付くみたいです。

もちろん、自我も強く大きく育ちます

なぜなら、自我は現実原則ですから、
コツコツ頑張ることのできる自分は、
自我のプライドを満足させることであり、
自我の向上心をくすぐる効果があるのです。

むかしから、
『何とかもおだてれば木に登る』
って云うではありませんか。(笑)

ともあれ、こんな時代ですから、あえて、
意識的に、そして目的意識をもって
何かを頑張ってみると、
毎日が楽しくなるはずですし、←ここも重要

きっと、一年後の自分が、
別人のように思えるはずです。(^-^)v

頑張りも計画的に。
『継続は力なり』です。(^-^)




 



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