第三部では、初めての登場だと思いますが、
超自我・・・覚えていらっしゃいますか?(^^;)
超自我は「あれもいけない」「これもいけない」
の、とても融通のきかない優等生でしたね。
そして、
この超自我が芽生えるのは、この男根期です。
さて、
「やっと登場できた」
という喜びのせいなのか、
超自我、いきなりのご活躍(?)です。
この男根期に起こる葛藤に一役かいます。。
いや、原因のほとんどは、コイツです。(ーー;)
エスの相手だけでも大変だった自我なのに、
今度は新しく仲間入りした超自我から、
エスとは正反対な要求を出され板ばさみ。。
もっとも、
超自我も、まだ誕生したばかりなので、
そんなに「スゴイ」という勢力でもない
はずなのですが、
自我自体も、まだ未成熟ですから、
「なんとか乗り切ろう」
という気持ちはあっても力が足りません。
そこで自我はその苦しさから逃げるために、
この苦痛を抑圧してしまうわけです。。
余談として・・・
子どもって、辛くてグズグスしていても、
割と早くケロッとしちゃいますよね?(^^;)
それはどうしてなのか?と云いますと、
その頃の自我はとても非力なので、
ちょっと辛くても、ナンデモカンデモ、
すぐに抑圧してしまう・・・
だから、
すぐにケロっとできちゃうわけなのです。
しかし、もちろん、
臭いものにすぐフタをしちゃっただけで、
別に解決したわけてはないのです。(^^;)
そして、
自我に力がつき始めた頃・・・
ちょうど思春期あたりで、その臭いものが、
「そろそろ解決してくれよ」と出てくる。
まあ、
自我もまだ非力だから仕方がないのですが、
解決の『先送り』をしちゃったために、
借金を重ねるとあとで大変なことになるの
と同じで、抑圧が多くなってしまうと、
そのツケが思春期あたりで回ってきて、
とても大変になってしまうわけです。(++;)
ちなみに、
この時期、あまり「しつけ。しつけ」と
厳しくしてしまうと、超自我が『肥大化』
してしまい、これも思春期以降に、大きな
障害の元になってしまいますので、
お父さん、お母さんは十分に気をつけて
あげてください。
子どもは上記した理由で、
すぐに「ケロっ」としていまいますが、
それに安心してしまいませぬように・・。
神分析学入門』をスマートフォン対応に再編集し
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