防衛機制は自我の一人時間差防衛

さて、
第一部の『無意識は何でも知っている』
の記事で、こんな内容がありました。
覚えていらっしゃいますでしょうか。


それではお約束どおり、ここで、
新事実の大ドンデン返しスクープ
お伝えさせて頂きたいと存じます。

初めは少し混乱する内容かもしれませんが、
最後はご納得頂けると思いますので、
暫しお付き合い下さいませ。^^ゞ


まず、第二部のここまでをお読み頂いて、
登場するキャラクターが、

このように同一人物であることと、
エスが、かなりいい加減なヤツであることは、
すでにご周知のことと思います。

そして・・・第一部では、テーマ進行の便宜上、
無意識はすべてエスのキャラクターで統一し
『無意識=エス』として説明しておりましたが、

第二部のこれまでの話でお分かりのように、
無意識エリアでは、自我活動しております。

そうなりますと、当然、第一部での、
この絵↓もずいぶんと違ってくることになります


たとえば・・・


絵自体も、上の絵のように修正されます。

つまり、
『思い、感じるのは無意識』
『刺激は無意識が先にキャッチする』
のは確かな話ですが、

しかし、それは従来
「エスが」ではなく、自我が
「無意識の領域(エリア)で行う」
ものだからです。

※エスが先に刺激を受けたり、思い感じたりも、
まったくナイとは云い切れませんが、おそらく
「そのほとんど」は、自我の役割であると云っ
て良いと思います。

なので、修正と云いますか、
せっかく覚えて頂いたのに誠に恐縮ですが、
みなさんの認識を『正しいものに更新』して
頂く必要があったわけです。

つまり、これ↓ですね。(^^:


ならば、こんな紛らわしいことにならないよう
に、最初から「そうしておくべき」なのですが、
自我とエスの登場が第二部からでしたので、
やむなく第一部ではあのような説明となりま
した。(^^:(汗謝)

ただし、それ以外の
ホンネの無意識(=エス)
タテマエの意識(=自我)
などの話は従来通りです。^^ゞ


【防衛機制は自我の一人時間差防衛】

そしてここから、このページタイトルでもある
『防衛機制は自我の一人時間差防衛』の話です。

しかしなぜ、この話の前に、
あの『大ドンデン返し』の修正なのか?
と疑問に思われた方も多いかもしれませんね。
(^^:

たとえば、絵にある『刺激』が防衛機制に
繋がる話だとします。

そもそも防衛機制は、エスに知られると
「(騒がれるので)マズイ」から発動される
自己防衛ですから、刺激を自我がキャッチ
して(エスに極秘に処理されて)いなければ
意味がない・・・

つまり
その『刺激』自体が、エスに気づかれて
いるのなら、わざわざ防衛機制する意味も
なくなってしまいます。(^^:

そうなると、
自我にとっては「『刺激』を誰が先に
キャッチするのか」や「その刺激を誰がどう
感じるか」の『誰が』がとても重要になって
くるワケです。

もちろん、
エスに気づかれ、防衛機制する必要が無いなら
それでも構わないのですが、自我の役割として
は、やはり、エスの要求を(エスに騒がれず)
スマート&スムーズに遂行したいのです。^^ゞ

まあ、そうは云っても、たまには・・・

なんてオマヌケなミスもあるみたいですが・・・(苦笑)



ともあれ自我は・・・それでも自我は・・


と、一人時間差で、無意識と意識の間を、
昼に夜にと駆け回るのでありました。

もちろん、それもこれも、すべて・・・


エスの要求を叶える為、そして自分自身(心)を
守る為、であることは云うまでもありません。
(^^)ジャンジャン

以上、
第一部『無意識は何でも知っている』の修正
と、『防衛機制は自我の一人時間差防衛』
の話でございました。m(_ _)m


 

自我(4)防衛機制 自分を守る心の仕組み

このページは『無意識を知ろう♪極楽とんぼの精
神分析学入門』をスマートフォン対応に再編集し
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