ズバリ、私って良くなるのでしょうか?

神経症歴2年、35歳専業主婦Bさんとの
忘年会の席での会話です

Bさん、こんな席で申し訳ないのですけど、
    ちょっと質問してよろしいですか?

僕、  はい、なんでしょう?

Bさん、 私、半年このグループでお世話になり
    ましたけど、失礼ですが、一向に良くなら
    ないような・・・このまま続けていて良く
    なるのでしょうか。

僕、  そうですか。ご自身としては、良くなって
    いないと思われるのですね。

Bさん、 違うのでしょうか?

僕、  僕としては、初めの頃よりは、ずいぶんと、
    変化していると思ってますが。

Bさん、 どんなところが・・・ですか?

僕、  初めの頃だったら、そういう質問も出来ない
    ほど消極的でしたよね。それに以前だった
    ら、こうした席にも症状を理由に出席して
    ないでしょ?(^.^)

Bさん、ああ、そう云われてみれば・・そうですね。

僕、  ええ、人って、そんなに簡単に大きく変わる
    ものではないですよ。でも、自分では変わ
    ってないようでも、少しずつ何かが変化し
    ている・・・
     ただ、大きく変わることを望んでいるから、
    そうした変化にも気付かなかったり、
    あるいは気付いたからこそ、ゆっくりとした
    変化が物足りなかったりするのかも知れま
    せんね。^^; それぐらい人間が変わるって
    ことは、大変な事なんです。  
   
Bさん、じゃあ、このままでも、良いのでしょうか?

僕、  難しい質問ですね。

Bさん、 すみません。(^_^;)

僕、  いやいや、そういう意味ぢゃなしに。(^-^;
     神経質症が良くなるってことは『自分の意
     識が変わることだ』、と僕は云ってきま
    したよね。

Bさん、 はい。

僕、  ただ、変わるってことは、そのままで自然に
    変わる部分と、やはり努力しないといけない
    部分があるという話も。

Bさん、 はい。

僕、  そして自然に変わる部分は、やはり努力部分
    に引っ張られていきます。
    つまり「具合が悪いから」と引き篭もって
     いたら、どうしても考え方も行動もネガ
     ティブな方向に変わってしまう。しかし
    反対に、初めは苦痛でカラ元気でも、動いて
    みることで、思った以上に活発な自分を発見
    したり、嬉しいことに巡り合ったりして、
    「ああ、出歩くことって、こんなに楽しい
    ことだったんだ」となれば、意識や行動も
    自然とポジティブになりますよね。「こんど
     は、これをやってみよう!」と。

Bさん、ええ、そうです、分かります。

僕、  もちろん、暗たんとした時期も経験として
    は必要なのかも知れないので否定はしませ
    んけど、自分が立ち直りたい、変わりたい
    と思った時点では、少しずつでも、それなり
    の努力や行動が必要ですよね。

Bさん、 はい。

僕、  もう、Bさんは、今のご自分にイライラされ
    て、変わりたいと思っている。ならば、その
    待ちきれない思いを、積極的な行動にして
    行けば良いのでは?
    つまり、こういうグループに参加している
    だけでも意味はあるけど、その先は自分次第
    なんです。
    Bさん自身を回復させるのは、グループでも、
    カウンセラーでもなく、貴女自身ということ、
    かな。
    これも以前からお話していることですが、
    症状に悩み、苦しむということは、それ自体
    が、大きなエネルギーなんですよ。つまり、
    なかなか良くならないと苦しむことは、消す
    ことの不可能な症状に対して、立ち向かって
    いる・・・マイナスの方向にエネルギーを
    消耗しているってことですね。

Bさん、 まるで、ドン・キ・ホーテみたいですね。
     (笑)

僕、  そうですね。(笑)
    でも、彼だって無意味なことをした訳では
    ないですよね。

Bさん、ええ。

僕、  僕が常々思うことは、苦しむみなさんには
    冷たい云い方ですけど、人間って、不毛で
    も闘って、クタクタにならないと、あきらめ
    られず、次のステップが踏めないみたいです。

Bさん、次のステップが踏めない・・なんとなく
    分かります。(苦笑)

僕、  まあ、それでもとにかく、少しずつでも変化
    していますから大丈夫ですよ。カメの歩みで
    は物足りないかもしれませんが、でもクルマ
    の運転も急加速、急ハンドルは禁物。それと
    同じで急ぐのは禁物なんです。でも、以前
    よりBさんの自然の歩みも速くなってますよ

Bさん、それを聞いて少し安心しました。

   






・このコンテンツは1998年に執筆者のプライベート
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