神経質 質問箱

質問箱に寄せられた疑問、質問です。

Q、過去は不問? 発症経歴や、
過去の出来事を話すことも いけないの?

たしかに森田では、発症後の経歴や症状の推移、
過去の原因や理由を不問、つまり問題にしない
(治療に関与させない)と云う原則があります。

それは、話を聴くのが面倒だから・・・
では、もちろんなく、(^^:(笑)
ちゃんとした理由があってのことです。

簡単に云ってしまえば、いくら追及したところで過去
を変えることはできない。
ならば現実の生活を見直して行くことで、過去に対す
る考え方や、神経質症の原因にもなっている傷を癒し
て行こうじゃないか、人間的に成長してすべての過去
をプラスに転じて行こうじゃないか、という現実重視
なプラス思考があります。
  
僕個人も、この現実重視な考えには賛成です。
しかし反面、心理学の面から云えば、自分史を話す
ことも、ときには必要と思っています。

人は話をすことで、気持ちの整理をつけます。
そして、そこには多くの気付きがあります。
また、長く理解者が得られなかった苦痛を晴らす
ことは、精神衛生的にも有効です。

ただし、「過去ばかり」では困るので、気持ちの切り
替えも必要です。

過去を振り返る時間と、
「いま、やるべきことをやる」
ケジメをつけてダラダラと過去を引きずらない
ことが肝心です。

僕たちは過去ではなく『いま、ここ』を生きてるわけ
ですからね。(^.^)


Q、症状の愚痴は絶対ダメですか? 
                    
A、絶対にダメ!と云っても、人間ですからね。
不満が溜まれば云いたくもなるし、どこかで漏れて
もしまうでしょう。
そもそも、絶対なんて守れるはずが無いのです。(笑)

ただし、愚痴を云わないほうが良い理由を、頭の中に
入れておいてください。理由は単純です。

愚痴は、気持ちをネガティブ(後向き)にさせます。


しかし、愚痴を云って「慰めてもらいたい」ときも
あるでしょうから、止めはしません。(^.^)

でも、せっかく前向きに、神経質症を乗り越えよう
としているのですから、あまりしつこくならないよう
に、あっさり云うくらいで終わりましょう。(^^:


症状についても、くどくどと訴えず、むしろ
「明るい愚痴」にしてしまうというのも手です。

例えば、
「あー、辛い<(`^´)>」
と暗く嘆けば、受けた人も
「またかよ・・(^_^;)」
ですが、
「まったく、困ったチャンよ(^◇^;)」
と明るく流せれば、
「そうね・・・でも、必ず良くなる、大丈夫(^.^)」
「そうだね、ありがとう。(^o^) 」
と、ちょっと軽い気持ちにも。

ともあれ、何事も、ほどほどに。
そして、聴いてくれる人への配慮も忘れずに。


Q、前向き・ポジティブとはどんな思考ですか?

A、そうですね。よく「前向きに」とか、
「ポジティブに」とか云いますけど、分かりそうで、
分からない言葉ですよね。(笑)

「前向き」は言葉の通り、
前を向いているということです。

つまり、気持ちが過去や、後ろを見ていない
現実・未来思考ですね。

どうしても、過去に縛られてしまうと
「あのとき・・・」「あれが・・・」と、
気持ちも暗いマイナス思考になってしまいます。
しかし、いくら過去を恨んでみても、
過去はどうすることも出来ません。

僕たちは『いま、ここ』そして『これから』に
生きている生き物なのです。

「これから」の未来は、現在がどう在るかの産物。
だから、「いま」を大切に考えて、行動する。
 

よく『前向き』というと、すぐに結果が伴うものと
勘違いされがちですが、それは別の話だと思います。

まあ、それだけ期待が大きいのでしょうね。 

勿論、結果も大切だし気になることなのですが、前向
き思考は、あくまでも未来を信じる気持ちですから、
結果よりも明るく展望するという、プロセス(過程)
が大事なのです。

結果は、すぐに現われるとは限りません。しかし、
気持ちの前向きささえ失わずにいれば、物事の好循環
は、必ず良い結果をもたらせてくれるもの。(^.^)


前に謀らず(はからず)、後に慮らず(おもんばからず)。
と云う言葉があります。つまり、
終わった過去をクヨクヨしても始まらない。
まだ見ぬ未来を憂いても仕方がない。

大切なのは『いま、ここ』。

前向き・ポジティブは、そんな「明日があるさ」の
前を見た思考です。(^-^)


Q、100%楽しめない自分は変ですか?

A、結論から云えば、少しも変じゃありません。

「大切な人を失ったのに、悲しいだけじゃなかった」
「好きな人が出来て嬉しいのに、不安も強くて」
という話を聞きますがどちらも本当の自分です。

「ああ、複雑だなぁ」とよく云いますよね。
そう、人間は複雑なのです。

その一つには『心・感情』と『思考・考えること』は
別々の働き、という理由があります。

ちょっと「えっ?」と思うかも知れませんが、
楽しい(感情)時間を過ごしながら、終電の時間を
気にする(思考)ことは、誰でも経験済みでしょう。
それと同じです。

たとえ、どんなに大切な人を失っても、
「さっ、明日は また仕事だ」
と思うことは冷たい人間ということではなく、
生を維持しようとする我々にとって、極めて当然な
心理なのです。

なぜって、「悲しい」「嬉しい」の感情だけに
なってしまったら、その先、生きる為の仕事が手に
つかなくなって、大変なことになりますよね。(^^:

まあ、そういうときもありますが・・

つまり、感情と思考を別々の働きにすることによって、
生きる為のバランスを取っているわけです。


また、あるいは、
一つには感情や思考は、様々同時に起こります。

怖そうなお兄さんにナンクセをつけられた。ちょっ
とムッとする気持ち(感情)と、怖いから早く逃げた
い気持ち(感情)は、たぶん同時に起こっているはず
です。


そして、何事にも裏腹という2つの面があります。

恋人が出来た。嬉しい。
でも出会いには別れがある・・・。
この事実を知っているから不安にもなる。
嬉しい気持ちに比例して、不安は強くなります。

いつまでも一緒に居たいと思うのですから、
この不安はとても自然なことですよね。


 


・このコンテンツは1998年に執筆者のプライベート
サイトに掲載したものを2015年に再編集したものです。

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