続・続・受け入れるって、どんなこと?

前々項『受け入れるって、どんなこと?』
の続きの続きです。^^ゞ
ついに、続々まできちゃいました。(汗笑)


それでも、それでも、どーしても
「抵抗を感じて、受け入れるのはムリ」
と云うことであれば、
いっそ、受け止めちゃいましょう。

もちろん、『受け入れる』と『受け止める』は
似て非なるもので、違います。

受け入れるは、
事態の良し悪しな関係なく、その事実を認める
ですが、

受け止めるは、
その事実を(納得するしないは別として)
「とりあえず受け取っておく」
ことです。

つまり、受け止めるは、お役所的に云えば、
承認(認める)ではなく、
「どーなるかは分からないけれど受け取りました」
受理ですね。

まあ、どっちみち、返却しようにも返却できず、
「どーしようか・・・」
とイライラクヨクヨ立ち往生してしまうくらいなら、
とりあえず受け取っておいて、
「先に進みましょう」
と云う話です。

立ち往生は、つまらんですからね。(^^:

そして『受け止める』の『受理』は、
先に進むため「とりあえず」の
『区切り』の言葉です。

人間って、何か区切りをつける言葉が欲しいし、
そのほうが次へ進みやすいですからね。(^.^)


ともあれ、お気づきのように、
単なる言葉の違いです。(^^:

ここからは余談ですが、
人間って案外、そうした言葉に惑わされたり、
翻弄されたりしちゃうのですよね。

たとえば、好きだとか、愛だとか、恋だとか・・
自分の気持ちは「どれ?」みたいな・・

もちろんそこには、いろいろな思考や、こだわりが
伴うからで仕方がないのですが、時々は
「そんな言葉なんて、どーでもいいよ」
と思ってみることも必要かもしれません。

なぜって、言葉に囚われすぎてしまうと、
自分の心・・ホンネを見失ってしまうことが
あるからです。

たとえば、愛だの恋だのと、自分の気持ちに
当てはまる言葉を探そうと思うから、気持ち自体が
分からなくなってしまう・・・

そんなことより大事なのは、
「(純粋な)自分の気持ちは、どーなのよ」
ってことですからね。

つまり、
人間は言葉で「あーでもない」「こーでもない」
と、自分の思考を組立てるので、逆に言葉が邪魔を
して、自分の本心が隠れてしまうことがあるのです。


だから変な話、
誰それから嫌味なことを云われた、
内心ドキッとしたけど、でもやっぱり納得できない、
「それでも受け入れなきゃダメ?」
「それとも受け止めるの?」
「あー、わかんない・・」
って、なっちゃいますから(^^:

「そんなのどーでもイイ」
とにかく
「腹が立った」
「面白くない!(ーー;)」
だけで、いいんじゃないですかね?(^^:

そうすれば逆に、いずれ自然と、心のどこかに
収まってくれますよ。

つまり、無理に「どうしよう・・」なんて
思わないことも大事かもしれない、
という話でした。(^^)


もうひとつ、ついでの余談です。^^ゞ

結局人間って、部屋の中でも、心の中でも、
『出しっ放し』って、嫌なのかもしれません。

とにかくどこかに収めて「終わらせたい」
途中のまんま、って嫌なんですよね。

だって、どこかに収めて終わらせないと、
心が不安定で落ち着かないから。(^^:

つまり、
「終わらせたい」=「(心を)安定させたい」
と云う気持ちが働くのだと思います。

たしかに、中途半端のままは気持ちが悪いです
からね。(^^:


しかし、あえて云いますと、
本当は、いくら不安定(不安)でも、
その気持ちを持ち続けること、が必要なときも
あるかもしれません。

なぜって結局、落ち着かないのは、
(気持ちの)収まる場所が見つからないせいだけ、
ではなく、もしかしたら、
「ここは逃げないで解決しなきゃ」
と、心のどこかで思っている場合だってあるかも
しれないですからね。

もちろん、その解決のためには、
受け入れたり、いったん受け止めるなどして、
気持ちを落ち着かせる(安定させる)ことは、
客観的になる意味でも大事なのですが、

受け入れるだとか、受け止めるだとか、
そんな場所を探して余計に混乱するくらいなら、

前述した「腹が立った」なら、腹を立てたまま、
2~3日、イライラしてみるのも、ひとつの方法
として頭の中にあれば、それも選択肢。

案外と、選択肢が増えることで、
心にゆとりが持てるかもしれません。

逆に・・、
「なんとか収めなきゃダメ」
「なんとか落ち着かなきゃダメ」
「なんとかしなきゃダメ」
と強迫的に思うと、それだけでプレッシャーですし、
かえって焦りが出て・・の悪循環なんてことも、
あり得るわけです。(^^:


「結局、最後はそれかよ。(ーー;)」
と思われるかもしれませんが、
数日イライラして、それでも埒が明かないときは、
相当疲れてもいるでしょうから、
「あーっ、もういいや。どーにでもして」
と開き直っちゃったほうが、ヨイ場合もあります。

と、これもひとつの提案でした。(^^)


ちょっと、いろいろ書き過ぎちゃいましたが、
こんな雑談的な話の中に、ひとつでも
何か腑に落ちて、ヒントになることがあれば
幸いです。^^ゞ


2015.9.5






このコンテンツは1998年に作成され2015年に再編集
したものです。

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