このテーマを私が語るのは相当おこがましく、
これを書こうとパソコンを目前にした今でも
かなりタメラう気持ちがあるのですが、
親御さんたちが人生の先輩として子どもたちに
「何かを教えたい、伝えたい」と思うとき、
とても役立つことだと(勝手に)思うので、
書いてみることにします。(^^:歯切れが悪い?(汗笑)
さて、なぜ、たとえ話なのか?
まず、そのへんの話からさせて頂きます。
私は10代の頃、もうこの人は学者と云っても良い
かもしれないと思える『哲学おたく』の伯父に、
「人生とは何か」などを学びました。
しかし彼は理論にはもの凄く精通しているのですが、
私の質問に(さっき聞いた)理論が返ってくるばかりで、
どうも埒が明かないと云うのか、私自身
「わかるようでワカラナイ」消化不良状態になって
しまったのです。(^^:
もちろん、最後は自分で考えて消化しないと、
「本当に学べた」ことにはならないので、その意味
では伯父に感謝すべきなのかもしれません。(汗笑)
しかしもし、彼が私の質問に対して
「それはたとえば・・・」
と、たとえ話を、たくさんしてくれたなら、私は、
そのたとえ話を頼りに、自分なりのたとえ話を
たくさん構築できたかもしれない。
そして、そうした(豊富な)自分なりのたとえ話は、
やがて覚えた理論と照らし合わせての
答え合わせ(あるいは復習)にも役立ったかも
しれないと思うと残念でなりません。
つまり、自分の頭に貯蓄された『たとえ話』は、
理論的に正しいのだろうか、と確かめたくなるのが
人情ですし(?)、それを確認することで、はじめて
その理論も「自分のものになる」のですよね。
しかし、それ以上に、
そもそも理論詰め・・いや理屈攻めでは、
退屈過ぎて、せっかくの興味も削がれてしまいますか
らね。(^^:これが一番困る。(汗笑)
まあ、ともあれ、そうした体験があって、
自分がもし、何かを伝えたい側になったときには、
「たとえ話がしっかり出来る人でありたい」
と思ったわけです。
そもそも、
伝えるからには、理解してもらえなかったら
意味ないし、虚しいですからね。(^^:
しかし、それには・・・
「たとえ話ができる人」になるためには・・・
その理論なりが、しっかりと頭に叩き込まれていて、
なおかつ、自分の中でしっかり消化されていなければ、
そもそも、たとえ話なんてつくれないし、
仮につくれたとしても、とんだ的外れになってしまう、
危険性が大きい・・・
と云うことに、青年の私は気づきました。(汗笑)
けれど私は、珍しくメゲずに←いつも挫折ばかりでした
「それなら頑張ってみますか」
と、どんなことに対しても『その本質』までを
考えるように努めました。
※残念ながら哲学ではありませんでした。(笑)
それは学問的学習もそうですが、仕事でも、
「なぜ自分はここに居るのか?」の理由と、
「自分の仕事の意味は何か?」の本質を、
いつも考えました。
そして、それで役に立ったのは、後輩たちに
教えやすいし、理解してもらいやすい、ことでした。
で、そんなことに味を占めた私は、
「こりゃ、自分も嬉しいわい」
と、おだてられたブタさんのように、今日まで、
木に登り続けているのでありましたとさ。(^^:
でも話が長いのが欠点で、これは直りませんね(汗笑)
ですが、ここまでの話で、なんとなくその大事さ、
ご理解頂けたのではないでしょうか。
(と、無理やり理解を求めてみる。汗笑)
子どもは、とにかく
「ああなれば、こうなる」
の理屈が結構好きです。
しかし、物語(たとえ話)はもっと好きです。
だから頭の柔軟さと相まって、理論などはすぐにでも
覚えてしまいます。
しかし、理屈(理論)を話てくれる大人は多いですが、
たとえ話を話てくれる大人は意外と少ないのです。
そうなると、せっかく覚えた理論も、
「自分のもの」になりづらく、ただの知識・・・
悪く云えば「ただの頭でっかち」で終わってしまい
ますよね。
それでは実にもったいないです。
なので、イメージ(想像)の世界を広げてもらう意味
も含めて、子どもさんには、たとえ話をたくさん
してあげて頂きたいのです。
物語の本を読んであげるのと同じように。
そうすると子どもたちも、そうした、たとえ話が
会話でも当たり前のようになり、きっと面白がって、
イメージの世界が豊富な大人になれると思います。
そしてもちろん、相手に何かを伝えたいとき、
ちゃんと伝えられる人にもなれると思います。
ちゃんと自分の気持ちが伝えられれば、
心につまらぬストレスが溜めすに済みます。
気持ちが伝えられないことほど、つらいことは
ありませんからね。
実は、これが一番の肝と云える効能です。(^.^)
なんとかく、それが大事なのはワカッタ・・・
でも、それには・・・自分がたとえ話をするため
には、自分も勉強しなければナラナイのよね?
と、いまお思いのお父さん、お母さん、
正解です。(汗笑)
自分磨きをするつもりで、
お子さんと一緒に勉強しましょう。
結構、楽しいと思いますよ。d(-_^)
フォンでお楽しみ頂けるよう再編集したものです。
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