子育ては胎児の時から始っています

お腹の中の胎児が、いつからヒト(人間)として認めら
れるか、については産科医療(医学界)や法律などで、
さまざまな解釈や決まり事があるようですが、動物と
しての一つの命としては、精子と卵子が結びついた時
点からすでに始まっていることは事実です。


そしてその命の中に、いつごろから心が宿るのか?
についても、「誕生後である」、
「いや、胎内にいるときからである」・・・など、
これもいろいろな説が云われておりますが、私個人と
しては精神分析学の見地から少なくとも受胎してから
5ヶ月後くらいには、確実に存在していると考えてい
ます。


と、そんな小難しい話は抜きにしても、

私たちは妊娠を知ると、母親のお腹に向って
「ママですよ」「パパですよ」と声をかけたり、
胎教に良いとされる音楽を聴かせたりしますよね。

つまり、すでにお腹の中に、命と心があることを、
私たちは認識しているわけです。

ああ、それなのに、ああ、、それなのに・・・(^^:

わりと日常生活では、その命と心の存在を忘れて、
子どもには聞かせてはいけない話を、してしまって
いるような気がします。

おそらく、自分のとなりに子どもとしての姿があっ
たとしたら
「おっと、こんなの子どもには・・・」
と、思いとどまるような夫婦喧嘩での暴言や、
雰囲気がそれです。

たとえば、大ゲンカをして、
「この子さえいなければ即離婚よ!」
「ああ、そうだな! 子どもなんて
できなきゃ良かったんだ!」
なんて思い当たることはありませんか?(^^:

まあ、夫婦喧嘩もひとつのコミュニケーションです
し、まだ実際に(子どもの)姿カタチが見えているわけ
ではないので、これも仕方がないことなのですが、
その言葉や雰囲気を浴びせられる胎児にとっては、
とんでもなくツライことではないかと思います。

ちょっと想像してみてください。
たとえば、あなたが暗い小さな箱の中に閉じ込められ
て、外で恐ろしい話をされていたら・・・怖くて耳を
ふさいでしまいますよね。

でも胎児は耳をふさぐことも、その場を離れることも
できませんから、嫌でもずっと聞かされてしまうこと
になります。

仮にそれが直接、自分(胎児)に関する暴言ではないに
しても、夫婦喧嘩は両親の危機で、自分の存在にも関
わることなので、胎児はもの凄く不安になり、そんな
ことが日常茶飯であると、心を閉ざしたような、生き
る気力の弱い子どもとして生まれてしまう可能性があ
るとさえ云われています。

  関連リンク 未生怨 産まれる前の怨み 

 

コーナーの初っ端から、とても嫌な話になってしまい
ましたが・・・(^^:

オギャーと生まれてから子育てがスタートするのでは
なく、お腹の中に宿った時からすでに子どもとの関わ
りは始まっていることをご理解頂きたかったのです。


もちろん、毎日の生活の中には、いろいろなことがあ
りますし、私たちは神様ではありませんから、喧嘩や
気持ちが荒れることだってあると思います。

ですがそんなときにも、『すでに家族の一員』である
お腹の中にいるお子さんのことを思い出してあげてく
ださい。

「この子は(暗くて狭い場所で)何も分からず、逃げも
隠れもできず、とても不安なんだから、守ってあげな
ければいけない」と思ってあげてください。

そうすれば、(それこそ)たいていのお腹の虫も、おさ
まるのではないでしょうか。^^ゞ・・・虫だなんて、
赤ちゃんごめんなさい。ものの例えです。。汗


そして赤ちゃんと素敵な笑顔で対面できる日を、
楽しみに待ってあげてください。(o^-')b


胎児は母親のお腹の中で、
この世に生まれる準備をしています。

ならば親たちも、
父親と母親になる準備(心づもり)をしながら
誕生を待ってあげるのが、子どもに対する礼儀
だと思います。


子どもの服や、布団を揃えながら、
「ああ、自分も親になるんだな」
と、その小さくて可愛い服を見て、心を新たにする。

喜びと不安が入り交ざった気持ちでドキドキしながら、
親自身も未知の世界へスタートを切るわけです。

  心づもり・・・親になる自覚※

実は、どんな準備よりも、これが一番大事で、
あとあとこの自覚が、あなたの大きな助けになって
くれるはずです。 

 

 

 

 

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