子は、親の背中を見て育つ。
子どもは親のイイナリにはならない、
親のしたようにする。
という名言があります。
親がしつけと云って、子どもに
「ああしろ。こうしろ」と云っても、
子どもは決して親の云うようには育ちませんよ。
子どもは、親と同じしぐさや、行動をとる大人に
なるんですよ。
と、戒めている言葉です。
つまり、親がいくら子どもに「立派な人間になれよ」
と云っても、親がテキトーに暮らしていたのでは、
何にもならない。
子どもを怠け者にしたくなかったら、親自身が身を
持ってそれを示さなければダメなのです。
たとえば、子どもに「本を読みなさい」と口うるさく
云っても ・・・続きを読む
そして『しつけ』をするのであっても・・
「弟子は師匠の技を目で盗め」と云いますが、
親も子どもの手本となって、自分の姿を
見取らせる・・・見て取らせる・・・
見て自分のものにしてもらう
これが本来のしつけ、というわけです。
よく上のイラストのような光景を目にしませんか。
私はこの姿を『死の教育』と呼んでいます。
子どもは親を信頼しています。
だから、親がしたおりのことを、それが正しいこと、
当然の行動と思い真似るようになります。
親のそうした危険な間違った行動を、その子が
「当たり前のこと」として覚えてしまい・・・
そうなるとルールを守れる人に比べると、無駄に
リスクの高い人生を歩むことになります。
なので「死を奨励するような教え」という意味で
そうした姿を『死の教育』と呼ぶことにしています。
幼稚園児の頃は、
同一化(模倣・真似ること)が一番強く行われる時期
と云われています。
もちろんその対象は、親です。
彼らは親がとる行動を「正しいもの」「当然のこと」
として学習します。
親として、よいお手本になりたいものですよね。
そして、小学生の頃は、マナーやモラルの道徳心
を学ぶ時期と云われています。
親として、子どもには良い社会人としての基礎を
学ばせてあげたいですよね。(^.^)
関連リンク・・男根期・潜伏期の話
親は子の鏡です。
ルールだけではなく、マナーも、
「自分たちが鏡なんだ」
という自覚を持ってお子さんに接して頂きたい
と思います。
子どもを本当に守ってあげられるのは、親だけ
ですからね。(^.^)
親の背中・・・
これはある意味、とても厳しい課題かも知れません。
親だって人間ですから、すべてが完全なわけではなく、
だらしのない部分や、苦手なものはありますからね。(^^:
もちろん、それでも親なんだから頑張って何がなんで
も「キッチリ完全な姿を見せましょう」と云うのでは
ありません。
第一、そんなの不可能です。(^-^;
ダメな部分はダメでいいし、出来ないことは出来ない、
ときには
「お父さん、お母さん、それじゃダメでしょ」
と子どもにダメ出しされる・・でも良いと思うのです。
大切なのは、それでも頑張って真面目に生活している
姿を子どもに見せてあげることなのです。
逆に一番よくないのは、
「どーせオレ(私)なんて、何やってもダメだし。
どうでもいいよ」という投げやり(卑屈)な姿勢です。
子どもの目(観察眼)は、ある意味、大人よりも鋭く
厳しいですから、(『自分の背中』を意識し始めると)
初めは子どものそんな目線にプレッシャーを感じる
かも知れません。
でも逆に、そんな子育ては自分磨きのチャンスでも
あると思うのです。
それはある意味「人の目があると女性が美しくなる」
のと同じ原理ですね。(^^)
まず、自分のありのままの姿を見てもらい、
そして「子どもと一緒に成長しよう」
という気持ちと、
「少しは先を行って、子どもの模範になろう」
という、人生の先輩としてのプライドで努力する姿を
見てもらうつもりで、気づいたことから実践していっ
てみてください。
それは、子どもの為というより、自分の為に。(^.^)v
そんなスタンスで生活を続けていると、あなた自身に
もいろいろな発見と、心地よい変化が現われてくる
はずです。
そして子どもは、そんなあなたのイキイキとした変化
に、興味を持ち、尊敬のまなざしさえ向けてくるはず
です。
つまり、わが子の目を気にして、自分を律して行く。
わが子も、そんな親の背中を見ながらついて行く。
そうした(自然体の中での)共に育つ関係が、
親子の最も良い関係というわけです。
なんだかんだと書いてしまいましたが(^^:
あまり難しく考えず「一緒に大きくなろうね♪」と
子どもと一緒に歩むと考えれば、気持ちが楽になり
ませんか?
そして、楽しめそうな気がしませんか?(^^)
フォンでお楽しみ頂けるよう再編集したものです。
※文章はスマートフォンで読みやすいよう編集して
ある為、パソコン画面では読みづらい部分があるか
もしれません。また画像はパソコン版と共用
のため、スマートフォン画面では見づらい場合が
あるかもしれません。あらかじめご了承ください。