結論を急ぎ過ぎてはいませんか

日本人の平均寿命がこれほど伸びているのに、何故だ
か世の中 気忙しい(きぜわしい)と思いませんか?

まあ、比較してはいけませんが、ほんの150年前ま
で1カ月かかって旅した距離が、いまでは2時間弱。

それでも、「もっと速くならないかなぁ・・・」
と思っている自分がいる。

手紙だった頃は、1週間でも2週間でも待てた返事
が、メールとなった今では、数時間も経たないうちに
何度もメーラーポストを開きイライラしている自分
が居たりして・・・ときどき自嘲してしまいます。

人間が、どれだけ文明に踊らされ気忙しく、結論を
急ぐ動物になったかが、わかる気がしますよね。


さて、なんでこんな話をしているか、と申しますと、
今回は『待つことも積極性のうち』という話が
したかったからなのです。

私たちは、ともすると、
動くことが積極的で、動かぬことが消極的と思いが
ちですが、実はそうではないのです。

むしろ、動かぬほうが良い場合もあるし、動かぬこと
のほうが積極的な行動だったりもするのです。(^.^)

たとえば、喧嘩をしたときなど、そこで突っ込めば火
に油。ますます険悪になって、ときには絶縁なんてこ
とも・・・。
みなさんも、そんな経験、あると思います。

もし、そのとき
「まあ、お互いすこし頭冷やそう」
と云えたならば、事態は変わっていたかも知れません。

でも、そういうことって、往々にして冷静になって
「よくよく考えたら・・・」
と、後悔するんですよね。(^_^;)

まあ、そんな感じで、何もせず待つことも大事な行動
のひとつ、と云うことなのです。


人間がセッカチになった・・・ということを、私はカ
ウンセラーになって日々痛感するようになりました。

悩みを抱えた人は、早くその場を解決したい・・・
と焦るから相談に来る。

それに対してカウンセラーは『急ぐだけが解決ではな
い』と思って対応しているので、余計にクライアント
さんは不安と焦りを肌で感じるのかも知れません。

もちろん、不安は不快なものですから、早く解決した
いのが人情。当たり前の心理です。だから私たちも、
その気持ちを大切に、出来る限りの応援をしてい
ます。

いや、カウンセラーの努力なんて話は、どうでも良い
のですが(^_^;)そんな話をしたい訳ではなく。(汗)

ただ、私がここで、あえて提案したいことは、
不安は不安として、不快は不快なものとして、
「ここは待って時間を置くことが適切」
と判断したら、不安や苛立ちに耐えて待ってみて
頂きたいのです。

たとえ一分一秒を争う場合でも、焦りからは何も良い
結果は生まれません。

緊急手術のとき外科医が焦っていては、助かる命も
落としかねないのと同じですね。

反対に、焦るときほど落ち着けば、いろいろな選択
肢が見えてくるものです。

待って時間を置くことで、仮にそれが5秒10秒と
いう、わずかな時間であったとしても、その間(ま)
が客観性を生み、突破口が開ける場合だって珍しく
ないのです。
そこで云えるのは、心の「ゆとり」ですね。


ともあれ、 昔から『急がば回れ』、
『急いては事を仕損じる』と云うではありませんか。
(^.^)

おっと、『善は急げ』と云う ことわざもありました
ね。(^_^;)でも、これも別に「急いで片づけろ」と云
っている訳ではなく、良いと思ったことは、行動に移
せと云っているだけなのです。

そしてもちろん、その中にも何もせず待つことも、
大事な行動と云う、行動要素も含まれているのです。

いずれにしても、焦らず、じっくりと・・・・です。
(^-^)



《本文より長い編集後記》(^_^;)
冒頭の話に戻りますが、私たちの人生時間は、平均し
て80年。 200年ほど前の江戸時代に比べると
おおよそ2倍の長さです。しかも世の中便利になっ
て、自由に使える時間は、4倍も5倍もあるのでは
ないでしょうか。 もちろん、その双方を比較体感
してください・・・と云っても、無理なのですが、
まあ、それほど私たちは(時間という面では)
恵まれている訳です。

そして反面の、忍耐力が衰えて、セッカチになった
理由というのも、わかる気がするのです。

昔だったら欲しいものはすべて手作りで、時間が掛
かった。しかし今は、すべて既製品で売っている。
試験ですら、昔は手作業で採点していたものが、今
ではマークシートで、即座に結論が出てしまう。

我慢して耐える必要もなくなってしまった訳です。

もちろん、どっちが良いか幸せか・・なんてことも
、物事 一長一短ですから、云えないですしね。
(^_^;)

しかし、ただひとつだけ云えることは、私たちは、そ
ういう時代のスピードに翻弄され、踊らされていると
いう事実です。つまり、便利になった分の文明の副産
物(副作用)ですね。

もっとも、これも考え方、捉え方ひとつで、

便利になった恩恵は頂きましょう。
「だけど自分の(人生)時間だけは譲れないからね」
と宣言してしまえば、その両方の長所を、チャッカリ
手に入れることが出来という訳です。(^-^)

いま、わざわざ『心の時代』と云われている理由も、
「時代のスピードに翻弄されないように」
と云うことではないでしょうか。

どうですか? 焦らず、ゆっくり生きてみませんか?
きっとゆとりが持てるようになりますよ。(^.^)


※時速300キロ、800キロで移動できる乗り物
が現代ではあります。しかしどんなに文明が進歩し
ても、人間の歩く歩調は、わずか時速5キロです。

この歩調を忘れてしまっているから、人間は心を
病んでしまうのでは・・と最近思います。
人間、ゆっくり考える時間も大事、だと思います。




このコンテンツは1998年に作成され2015年に再編集
したものです。

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