悩みとは

人間の心身が持つ働きは、無駄がなく、
すべて必要なものと云われています。

なんとなく、わかる。 
けど、わかりたくないモノもある。
たとえば、痛みや、悩み・・・。

「どうしてこんなモノがあるんだろう」。 
いくら必要と云われても、これが本音ですよね。

とくにツライときなんかは・・・。 
でも、少し冷静になってみると、わかることが
あります。

もし、痛みがなかったら、
病気の重さに気付けなかったかも知れない。
それは、手遅れを意味していた、とも。

悩みだって・・・

これから書くことは、そんな悩みのことです。
そう『悩み』だって私たちに、必要だから起こる
のです。

「必要なこと・・」そんなふうに考えれば、
どんなにツラクても、逃げずに踏みとどまれる
のではないでしょうか。

そしてその本態(正体)を知れば、悩むことも
大切なんだ、と向き合う勇気も、きっと持てる
はずです。


さて、悩み、ナヤミ。
私たちは普段何気なく云ってますが、
『悩み』とは実際どんなモノなんでしょう? 

意外なことかも知れませんが、心理学の辞書に、
この言葉は載っていません。

もし探すとしたら『葛藤』でしょうか。
カットウ・・・最近ちょっと耳慣れた用語ですね。

でも・・・。 
悩みの正体を知る前に「葛藤・悩み」について、
少し考えてみましょう。
 
いわば「正体探求」の前哨戦です。(^-^)


前章の『欲求とは』で、私たちの欲求が複合的
であることがわかりました。
そして葛藤は、そんな複合した欲求が、綱引き
をする状態です。

たとえば代表的な例として
「試験には合格したいけど、勉強はしたくない」
があります。

むむむ(-_-;)?
合格「したい」の欲求はわかるけど、
勉強「したくない」も欲求(^_^;)?

はい、そうなんです。
この辺が落とし穴かも知れませんね。 
欲求は何も「したい」だけではなく、
「したくない」もあるのです。

少しややこしいですが、
したくないことを求めていると考えたら、
わかりやすいでしょうか。(^.^)


葛藤にはその他に「したい、したい」と、
「したい、けど不安・できない」などがあります。

「したい、したい」? 
なんだ、そりゃ? そうですねヘンですね。(^_^;)

わかりやすく云えば「友だちとテニスもしたいけど、
恋人とデートもしたい」。
テニスの相手がデートの相手と、同一人物なら良か
ったのですが^^; 、ここでは残念ながら同時に2つ
の欲求は満たせませんので、
「どちらに行こうかな・・・」
と選択に迷う訳です。

まあ、これはぜいたくな悩みで、深刻な葛藤に
進展することは、まずありません。


それに引き換え葛藤でいちばん深刻とされるのが、
「したい、けど不安・できない」型。

例えば「恋人の両親に挨拶に行きたいが、断られる
のが不安で行けない」とか。

つまり実行に移したいけど、進む方向に不安材料や、
あきらかな危険や摩擦などが予想されて、
「行くに行けない」状態なのです。

こうなると「したい」欲求は満たされず、突破口が
掴めるまで、悶々とした日々を送らなくては
いけない訳です。


簡単な説明でしたが、以上のことから「悩みになる」
のは「進みたい方向に不安や不都合があったり
社会的に許されないとき」。

すなわち
『欲求に、障害があるとき』と仮説できます。

それでも自分が、その方向に進みたいから
「どうにかならないか?!」と苦しむ・・・。
それが『悩み』である、と考えます。


しかし「悩めること」が大切という理由には、
自分の中に「不安」や「疑問」が持てること
にあります。 

いくら欲求が「生きること」に根ざしていても
すべてが正しいとは限らず、不幸な結果を招く
こともある訳です。 不安によって起こる
「したいけど、できない」の綱引きは、
そんなことへの注意信号なのですね。

不安になるから、物事に慎重になれる。 
疑問が持てるから、間違いにも気付くことが
できるのです。

もし人間に「悩めること」がなかったら、
私たちは「したいこと」の欲求に翻弄され、
終いには後悔の漂流者になってしまうのでは
ないでしょうか。


さて『悩みとは』、いかがでしたか?  
少し駆け足で来ましたが、ここでは2点だけ
押さえておいてください。

☆私たちが持つ欲求は「したい」だけではなく、
不安に駆られた「できない」もある。

☆そしてそれらの欲求が、複雑に引き合うことが
『悩み』である。


次回は、これらを引っさげて『悩みの正体』探しの
旅に出掛けます。なんとなく答えに気付かれている
方もいらっしゃると思いますが、次回、答え合わせ
をしてみましょう。(*^-^)



えっ?! 勉強したくないことの欲求ですか? 
さあ、他に「したいこと」があったのかも知れま
せんし、試験に対するプレッシャーもあるでしょ
うし・・・。それとも元々勉強がキライで
「したくない」(それでも欲求は欲求です)だけ
かも知れません・・・。

なんにしても、人の心は思惑(欲求)と、
葛藤(悩み)で一杯でなのです。(^_^;)








 

このコンテンツは1998年に作成され2015年に再編集
したものです。

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