親も生まれながらにして親ではない



サルも生まれただけではサルではない
つまり動物にいくら本能があるからと云っても、サル
もその本能の上に、ある程度の学習を積まなければ、
サルとして生きてはいけません。

人間も同じです。

とくに親として生きていく為には、学習と、親になる
自覚を積み上げていかなければ、やがて行き詰ってし
まうことになります。



「なんとかなるだろう」も大切ですが、そこに親と
しての自覚と、積み上げた自信が伴っていなければ、
結局タダのその場しのぎで、そのうちなんとかなるも
のまで、ならなくなってしまうのは当然の話ですから
ね。(^^:


さて、いままでは『子どもの役』だけをやっていれば
良かったのですが、これからは『親の役』もやらなけ
ればなりません。

生まれてきた子どもも初めての体験ばかりで不安なら、
親も、親としての初めての体験ばかりで不安です。

そこで、スタートが肝心。
子どもと一緒に育つつもりで、自覚と自信を積み上げ
ていきましょう。


たとえば忍者は高い塀を飛び上がる修行として、小さ
な苗木を跨ぐ(またぐ)ことから始めると云います。

つまり、いきなり高いハードルを飛ぶのは無理なので、
低いハードルから順々に高くしていくわけですね。

生まれたばかりの子どもは、手はかかっても、まだ
それほど難題はありませんが、育つごとにいろいろな
宿題を親に突きつけてくれます。(^^:

なので親も少しずつ成長することが必要なのです。

まあ、苗木の代わりに、子どもを跨ぐという表現は
悪いかも知れませんが(^^:、

小さな子どもが段々と成長し大きくなっても、その子
どもを飛び越え(その先で)「待ってあげる」だけの
心のゆとりを親が持てると、子どもは安心して親に
ついてゆくことができます。

そしてそれが親に対する信頼にもなります。


そうする為にも、子ども(苗木)が胎児のときから、
「自分は親なんだ」という自覚を自信を積み上げる
ことが大事なのだと思います。(^^)

 

 

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