私はときどき、街でたむろする中高生たちの中を
歩いてみます。
つまり、他の人たちは、その群れを避けて歩くん
ですけど、私はわざと、歩道や往来(人の歩く場所)
を占拠した彼らの輪の中を通るのです。
そうすると、ちゃんと道をあけてくれます。
その子によっては「あっ、ごめんなさい」って、
謝ってくれますよ。
その彼らの顔が、また、あどけなく可愛いのです。
それから、うちの近所には学校が多いので、
歩道いっぱいに広がって歩く、中高生たちの姿も
名物です。
ベルを鳴らさず、自転車をゆっくり走らせていくと、
気付いた子が「あっ、すみませーん」と云いながら、
仲間に道をあけるように呼びかけてくれます。
そんな光景に出合うと、とても安心します。
そして、その素敵な心たちを、そのまま綺麗に
咲かせてあげたいと思います。
それには、もっと世代間を越えた交流が、
必要なんだろうなぁ・・・と感じます。
ちなみに、
それに対して、
背広を着た、良い歳をしたオジサンたち。
30代、40代とおぼしき、主婦たち。
誰が迷惑していても、
「おまえが、よけろよ」と云わんばかりに、
いつまでも道幅いっぱいに七人の刑事歩きしています。
心当たりのある方、反省して、
子どもたちを見習ってくださいね。
・当記事は2002年に掲載したものを加筆修正し
スマートフォン対応に再編集したものです。
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