さて最終章では、果たして
mind-lessを回復させたり、防いだり出来るだろ
うか、を考えてみたいと思います。
もともと心を持たずに生まれた人は居ません。
ただ、いまはそれが凍りついて埋もれているか、
冷えて働きが悪いだけ。
少しずつ、心の温まる世の中に戻して行けたら、
心もまた動き出します・・・
と云う考え方は甘いでしょうか?
前章で私が仮説した、
「さまざまなことでの伝承の失敗」
が、mind-lessを生み出してしまった
のであれば、
その「やり直し」をここでスタートさせれば、
その回復や、予防も出来るのではないか・・・
と云う考え方も、甘いでしょうか?
もちろん、仮にそうであったとしても、
自分一人が頑張ったところで、
「どうなるものでもない」話かも知れません。
それくらい相手は『時代の連鎖が生み出した』
巨大な猛獣みたいなもの、ですからね。
しかし、だからと云って 何もしなければ・・
小さな波でも起こさなければ・・・
いつまでも大きな波も起こりませんし、
もしかしたら、この先、取り返しのつかない事態
になってしまうかも知れないのです。
ですから・・・初めは、
家族の中だけの、小さな波からで良いのです。
みなさんが、
本当の、人間本来の豊かな生き方を考え始めれば、
やがて、みなさんの周りも豊かになるという循環
が必ず巡ってくるはずです。
ですので、
誰の為ではなく、自分自身の為に始めてみて
頂けたらと思います。
さて、これから書くことは、とても当たり前な
ことばかりです。実際、
「何をバカなこと書いているんだ」なのですが、
そんなバカなことすら出来なくなった私自身に
対する戒めとして、取り戻す方法の提起を、
あえて書かせて頂きたいと思います。
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